SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

赤松健さんのコミック配布は26日から

赤松健さんが「ラブひな」などを広告付き条件で無料配布すると発表してからしばらく経ちますが、このサービスのベータ版が11/26から始まるんだそうな。
Jコミ」というサイト上でコミックが配布されるそうなんですが、純粋にタダで読めるわけではなく、コミックコンテンツ自身はユーザがコミュニティ上でアップロードしなければならないんだそうです。また、アップロード可能なコンテンツは「作者が許諾した絶版の作品」に限るそうで、公開前にはスタッフがチェックするとのこと。
アップロードされた画像には広告が挿入され、PDF形式のファイルとしてダウンロードできるそうで、その広告収入をサイト運営者やその維持費、著作権者に分配されるという仕組みです。
かなりトライアルな試みのようですが、各業界の反発などがありそうですね。特に古本屋さんにはちょっと厳しいサービスかもしれません。

魔法先生ネギま!」や「ラブひな」で知られる漫画家の赤松健氏が、ZIPでアップロードした漫画を広告付きPDFファイルとして配布する試みをサイトで発表し、話題となっている。

余談ですが、日本でアメリカのように電子書籍が展開されないのは、本に対しての著作権が完全に著者が持っていないからだそうで、出版社に出版権のようなもの(?)があるんだそうです。
例えば、ある本をネット上で売るためには「著者の許諾」、それから「出版社の許諾」が必要ということで、スマートではありません。ところがアメリカでは著者が全ての権利を持っており、著者にのみ許諾を得れば販売可能なんだそうです。
やや複雑な日本の出版文化が電子書籍化を邪魔しているわけです。
正確なところは判りませんが、「絶版」というのは出版社が出版権を放棄したという事に当たるから、絶版の「ラブひな」は著者である赤松健さんの許可次第で自由に配布出来るということになるんですかね。
更に余談ですが、赤松健さんの作品は「AIが止まらない」「ラブひな」を読んでました。氏はもともとプログラマなんですよね。