SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

マイクロソフト「KIN」がよく分からん

昨日、マイクロソフトが「KIN」という名のモバイル端末を発表しました。
正確にはマイクロソフトは販売などには携わっておらず、シャープの開発に協力した形で、シャープが製造と販売を行うことになる模様です。
「KIN」のコンセプト・特徴を1言で言えばAndroid/ソニエリ/Xperiaが実現しているマルチコミュニティ機能を持った端末。さらに音楽プレーヤであるところのZuneサービスが組み込まれています。そして、勝手アプリは載せることは出来ないそうです。がっかり。身も蓋もない言い方をすれば「Sidekick」の焼き直しですかね。
個人的に言わせてもらうのなら、Windows Phone(Windows Phone 7)にやや期待が集まる中、なんだか中途半端な端末が出てきたなぁというのが正直な感想です。カジュアル系の若者向けの端末だとは思いますが、それにしても……。

小型の「KIN ONE」とワイドスクリーンサイズの「KIN TWO」ではデザインが異なっているものの、ともに同じコンセプトを共有しており、MicrosoftのEntertainment and Devices部門を率いるRobbie Bach氏が「lifecasters」と呼んでいる、あらゆる思考、景色、音声を広く伝えたいと願う人々向けの携帯電話となっている。

ここから、Windows Phone 7のお話。
Windows Phone 7iPhoneのライバル端末になるべくこれまでの互換性などを排除し、XNAという.NET Framework(マネージドコード)ベースでアプリケーションが動作する端末なんだそうです。
まだあまり調査していないのでウソがあるかもしれませんが、基本的にピュアマネージドコードと.NETコンポーネントしか利用できないため、Cランタイムライブラリに依存した過去の資産はそのまま利用することは出来ないでしょう。
これは基本的にJavaでアプリケーションを開発しなければならないAndroid環境にちょっと似ています。(ただし、Androidにはネイティブ開発SDKが提供されており、Cライブラリが利用可能)
まぁ特にオチもないわけですが、これだけ時間を掛けたんだから驚きのあるクールな端末に仕上がることを期待して止みません。
次のiPhoneはきっとマルチコアのARMを積んでくると思うんだよなぁ(ぼそり)。