餅>飴>こんにゃくゼリー>パン
ずいぶん前にネタにしたことがあるのですが、こんにゃく入りゼリーがひどく悪者扱いされたことがありました。
こんにゃく入りゼリーを「販売停止にするべき」なんて沸点の低い議員さん達が声を荒げたり、子供に与えて窒息死しさせてしまったお母さんが販売会社を訴えたりする問題がありました。
この話を養護するわけでもなんでもないと思うのですが、「こんにゃく入りゼリーによる死亡事故は"飴"と同程度」という内容を食品安全委が公表したんだそうな。
■こんにゃく入りゼリーよりも危険な食べ物 - SATOXのシテオク日記
食品の窒息事故の危険性を議論している食品安全委員会のワーキンググループが13日開かれ、子どもや高齢者の死亡事故が相次ぐこんにゃく入りゼリーの窒息死亡事故の確率について、餅に次いで「アメと同程度の事故頻度がある」とする推測値を初めて公表した。
今回公表された「1億人が1口食べた場合に事故頻度の推計人数」は以下の通りなんだって。
餅 | 7.60人 |
飴 | 2.70人 |
パン | 0.25人 |
肉類 | 0.15人 |
ちなみに、以前紹介した記事の事故例は以下の通り。
1位 | 餅 | 168例、「こんにゃく入りゼリー」の84倍危険) |
2位 | パン | 90例、「こんにゃく入りゼリー」の45倍危険) |
3位 | ご飯 | 89例、「こんにゃく入りゼリー」の44.5倍危険) |
4位 | すし | 41例、「こんにゃく入りゼリー」の20.5倍危険) |
5位 | 飴 | 28例、「こんにゃく入りゼリー」の14倍危険) |
まぁとにかく、こんにゃく入りゼリーなんかよりも事故件数の多い、危険な食べ物がたくさんあるわけです。
これらの物を子供やお年寄りに食べさせたらどうなるかなど、予めリスクは予期できるかと思うんですよね。もちろん商品に改善の余地があれば改善するとしても、絶対に安全な食べ物なんかはなく、常に気をつけて食べないといけないはずなんです。そもそも、こんにゃく入りゼリーなんてパッケージに注意事項が書いてあるんですよ。
実際に亡くなっている方がいるのであまり変なことは言えませんけども、「幼児に食べさせるな」と書いてある食品を食べさせて死なせ、「会社を訴える」というのが責任転嫁な気がして、なんとも理不尽でなりません。辛口カレーを食べて「辛すぎる!」と文句を言っているような。<それはどうかな