SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

キヤノンがSED逆転勝訴

ナノプロプライアタリーと争っていたSED特許使用権について争っていた訴訟問題で、キヤノン側が逆転勝訴したんだそうな。
事の顛末を再びまとめてみると………

キヤノンがNano-ProprietaryとSED技術特許ライセンス提携(1999年)。
・テレビ製造ノウハウを持たないキヤノン東芝と技術協力。
 合弁会社SED社」を立ち上げる。
・Nano-Proprietary社が東芝に技術ライセンスすることは不服と訴訟。
東芝、多額の投資計画をキャンセル。
SED社の東芝保有株をキヤノンが全回収。キヤノンの単独子会社に。
・Nano-Proprietary社がライセンス契約を打ち切れるとの判決。
キヤノン側が逆転勝訴。

■キヤノンがSED特許問題で敗訴 - SATOXのシテオク日記

キヤノンは9日、開発中の次世代薄型テレビ用パネル「SED(表面電界ディスプレー)」の特許使用権を巡る米社との訴訟で、米社との特許使用権の契約が有効だとする逆転勝訴の判決を米連邦控訴裁判所が出したことを明らかにした。
 米社はベンチャー企業のナノ・プロプライアタリー社。キヤノンによると、控訴審の判決が4日までにあり、ナノ社は11月中旬までに最高裁に上告できる。キヤノン広報部は「当社の主張が認められた」として、引き続き事業化の時期を検討する。

一方、キヤノンはナノプロプライアタリーの技術を使用しない独自のSEDを開発しており、試作も済んでいました。どんな技術を選択するかは分かりませんけども、まだまだコスト面で問題が残っており、量産への道はなかなか遠そうです。もし発売されたとしても高いんでしょうね。

■キヤノン起死回生、独自SED - SATOXのシテオク日記