バッテリー10倍の新技術

アメリカの大学の教授がバッテリーの駆動時間を10倍にする技術を開発したんだそうな。
バッテリーの陰極は通常炭素を使っているわけですが、シリコンであれば多くの電気を蓄えられる代わりに形状が変化するためバッテリーには向きませんでした。この形状が変化しないようにナノ単位のシリコンワイヤを利用することで、充電時に外観が変化しないようにする技術なんだそうな。
この技術には既に特許が出されており、単独で企業を興すか、バッテリー会社と契約することを検討中なんだそうな。

この技術は、同校の材料科学工学助教授イー・クイ氏が発見したもので、シリコンナノワイヤを使って、既存のリチウムイオンバッテリーの10倍の電気を生み出す。例えば、今のバッテリーで2時間動くノートPCは、この技術を使ったバッテリーでは20時間動くという。

10倍というのはちょっと多いにしても、バッテリーの持続時間が増えるのは携帯でもノートパソコンでも携帯ゲーム機でも大変ありがたいことですよね。もったいぶらずに早く市場に出るようになるといいですね。