SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

AMD、2009年に8コア、GPU内蔵

AMDは挫折しています。2007年中にクアッドコアCPUを市場に出す計画が技術的な問題でリリースできずにいます(正確には生産レベルが低下)。個人的にはがんばって欲しいAMDですけども、最近のインテル製品に押されあまり話を聞かないですよね。
AMDの強みはHyperTransport技術やATI買収によるグラフィック機能の統合。特にコストはもちろん、ノートパソコンなどで基盤スペースの減少による小型化、消費電力の減少によるバッテリー持続時間の増加などが期待できそうです。
CPUのクロック数を上げると消費電力が比例して増えていきますが、コアの数が増やしたときにクロック数を下げてあげるとパフォーマンスの増加し消費電力が減少します。つまり、複数のコアを搭載するほど同じ消費電力でもパフォーマンスを上げることが出来ます。それでクロック数アップが頭打ちになってきているこの昨今、コア数を増やそうという方向に向かっているわけですな。

■AMD、クアッドコアプロセッサの失敗認める - ITmedia News

クアッドコアのサーバ・デスクトッププロセッサの採用が思いの外進まず、OEMパートナーへの出荷も遅れた1年を終え、同社は12月13日、2008年にはラインアップのかなりの部分を刷新するとウォール街のアナリストを前に約束した。

コア数が増えると共有メモリなんかの問題が出てきそうですね。将来はこの辺りがボトルネックになってくるんじゃないでしょうかね。あと、OSががんばってくれないと、今のままではアプリケーションがスレッドを作って処理をさせないといけないため、なかなか複数コアの御利益にありつけないのが現状です。
ちなみに、SATOXが使っているノートパソコンはCoreDuo、デスクトップPCはCore2Duoとどちらもデュアルコアです。