SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

武田日向さんの短編集!!

武田日向さんをご存じでしょうか!?
女性の漫画家、イラストレーターさん。
SATOXさん、繰り返し提言していますが漫画家ってすごいと思うのですよ。
シナリオ、ストーリー、世界観はもちろん、カット割り(コマ割り)も創造し、当たり前だけど絵も上手といういくつもの才能がないとダメなワケです。下手な映画監督なんかよりもスキルが要求されるんじゃないかと思うんですよね。んでもってこの度、そんな才能のある武田日向さんの短編集が発売されました。




狐とアトリ―武田日向短編集
Book
2007/06/09
富士見書房・武田 日向

「狐とアトリ―」「ドールズ・ガール」「やえかのカルテ番外編」が掲載されています。どの作品もお世辞でもなんでもなく、うまい形容詞が全く出てこないのが残念なくらいよい作品です。
「画力」と言うんでしょうか。背景の描き込みもすごいし、人物の描写もかわいく、ときにはかっこよく、たいへん洗練されています。詳しくは紹介しませんが、コマ割りや話の展開も秀逸で驚かされ、感動的にじーんと来てすばらしいです。また、読んでいると分かるのですが、武田日向さんは作品の中に登場する人物について、とてもやさしく愛着を持って接していることがうかがい知れます。そんな作品を読んでいると、自分も優しい気分になって癒されていることに気づかされるわけです。とりあえずどの話もハッピーエンドですよ♪
まぁ放蕩SATOXごときが言うことなんですけども、ここまで誰かに紹介して「読んでもらいたい!」と衝動に駆られるのは珍しいことで、この作品がどれだけ良かったかという事由を鑑みて頂ければこれ幸いなのでであります。