SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

Wii/DSはアタリショックの二の舞になるか

アタリショック」という言葉をご存じでしょうか。
今から30年も前、アメリカのアタリというメーカーのゲーム機が爆発的に売れまくったのですが、ものの5年で急速に衰退し世の中から消えてしまいました。
その理由はいろいろささやかれており憶測の域を脱せませんがが、サードパーティによるソフト品質の低下やソフトの供給過多により消費者が飽きたとも言われています。で、この問題を解決したのが任天堂。ソフトをライセンス制として任天堂の許可がないとサードパーティはゲームを出せなくなりました。そのタイトルや発売日についてもある程度コントロールされるようになったわけです。その仕組みのおかげで、ある品質以上のゲームを安心して買えるようになったわけです。
アタリショックの反省を踏まえ、現在ではWii/DSはもちろんSCEマイクロソフトも同じように、ある程度サードパーティのソフトをコントロールしています。
現在の日本に目を向けてみると、任天堂Wii/DSが圧勝状態でPS3Xbox360はあまり売れていないという状況。また、前期のDSソフト1億2千万本以上売れており、その爆発力は止まりません。
ここでふと思い出すのがアタリショック
んで、ソフトの傾向を眺めてみると、個性はあるものの脳トレ系や学習系、執拗とまでいかないけどタッチペンにこだわったもの、それからシステム流用・改良の続編ものなど。決して品質は悪くないけど、決行に多様なゲームが各メーカーから出されているという方向に収束していっているように感じられるわけです。これはDSに限った話じゃないですね。
実際想像してみてもやはりメーカーも手を変え品を変え飽きさせない工夫をしてきたからそんなことにはならない気はするのですが、もしかしたらユーザによる「一斉の飽き」がやってくる日が来るのかもしれません。
実際DSのソフトは、店頭で新作だから売れるというわけではなく在庫が目立っているようです。供給過多により、ユーザも既に若干の「飽き」を感じているのかもしれません。

■アタリショック - Wikipedia