四国でうどんを喰らう2
さてさて、四国うどんネタの続きでございます。
結局のところ、土曜日に飛行機で着いて日曜日に帰るという強行スケジュール。
うどん屋を何軒回れたかというと6軒。実際のところ、スケージュール的にも6軒を巡る予定だったんですが、もう少し余裕があるもんだと思ってたんですよね。
実は、あわよくばもう少し行けると思ってたんですが、やはり混んでいたり臨時休業だったりとあまり巡れませんでした。
■評価の話
こういったわりと自慢系のお話しって、どうしても評価が高くなりがちですよね。でもSATOXは出来るだけ的確に、正直に書くことに勤めています。また、当然ですがアクマでSATOX的な主観で語っていますので、その部分は加味してくださいましね(笑)。
たまたま記事にたどり着いたとき、少しでも何かの参考になれば、これ幸いでございます。
■山田家
香川県木田郡牟礼町大字牟礼3186
10:00〜20:00年中無休、300席、0120-04-6522
http://www.yamada-ya.com/
四国八十八カ所お遍路のお寺産にあたる「八栗寺」に行くためにケーブルカーがあるのですが、その駅に向かう際に山田家の大きな看板を見かけることが出来ます。
ケーブルカーに乗って八栗寺を一通り堪能した後、山田家へ。まぁうどんの連投だったので、少しでもお腹が減ればと思ったんですがね(笑)。
ざるぶっかけうどん530円
「うどん本陣山田家」。
まず、訪れると、その建物の立派さに驚きます。門をくぐると中庭があり、民家を改装したとみられる大きな畳の部屋に座ります。人気の少ないへんぴなところにあるのに、お客もそこそこ来ております、さらに収容キャパシティも大きいので並ばずに入店できました。
「水曜どうでしょう」を観たことがある方であればご存じでしょう。「大盛りにしておけばよかった」と大泉洋に言わせた「ざるぶっかけうどん」を注文。
白く輝くツルツルのコシのある麺はさすが。そして天かす、大根おろし、ゴマ、すだちなどが付いて、お好みで食べられます。大盛りは+150円だったかな。
つゆは濃いめのしょう油ベース、鰹だしかな。よくある、そば屋さんのつゆの味に近いです。サービスもよくてセルフじゃないからといって、お値段もリーズナブルなのが好感が持てます。
しっかりと真面目にうまかった!
■なかむら
開店時刻、朝9時に着いたのにすでに100人ほどの行列が(笑)。警官とおぼしき人がカラーコーンを立てながら行列を整理していました。んで、約60分ほどでうどんにたどり着きました。
うどん小150円、げそ天100円
コチラの仕組はまずどんぶりとうどん玉を受け取り、温める場合はおばちゃんにお願いして温めてもらいます。後は置いてある温かいつゆor冷たいつゆをブチ掛け、お好みの天ぷらを載せてお会計です。つまり「あつ・ひや」「ひや・あつ」「あつ・あつ」「ひや・ひや」の4通りが楽しめます(笑)。
こちらのうどんは他と明らかに見た目が違います。麺の太さがバラバラ。そして麺を貰ったおばちゃんの愛想が若干悪かった。
つゆはとっても色の薄い、いりこの強いダシで頂きます。また、他ではなかなか見かけなかった「げそ天」がありました。でも、カラッと揚がってなかったのが残念。
まぁ、なんだかんだとマイナス要素はあったけど、決してまずかぁない。うまいんだな、これが。
■富永
行ってみたら、臨時休業だった……_| ̄|○。
残念。
■池上製麺所
香川県高松市鶴市町1009
平土日祝10:00〜12:30、16:00〜17:00、年中無休、
駐車場無、9席くらい、087-882-3263
池上に向かう人混みを発見し、その最後尾を探したら河原の土手の道まで延びていました。その距離ざっと100メートル200人。今回のうどん屋さんで最も人が多かった。
約90分でうどんに到着。
うどん小70円、天ぷら100円×2
池上は「瑠美子ばあちゃん」で有名なお店。この日もお会計はこのおばあちゃんががんばっていました。
「よく長いこと待ってくれたなぁ、ありがとぅ。(関西弁)」と言ってました。いやー、なかむらのおばちゃんと比べちゃうとずいぶん好感が持てますね(笑)。
ここは駐車場がないけど、近所の河原の土手を下ったところに駐車できます。
麺は細めで均一の太さ、ツルツルです。つゆはしょうゆ味の強い鰹ベース。シャンプーのボトルみたいなものにつゆが入っており、「1玉なら4回(押す)」なんて書いてあります。
池上は天ぷらの種類が豊富。レンコン、カボチャ、げそ、豆の天ぷら、鶏の唐揚げ(串刺し)などなどがありました。ちなみに天ぷらは100円均一、うどんだけならなんと70円で頂くことが出来ます。
SATOXはカボチャが大好きなので、げそ天と共に投入しました。ちょっと天ぷらがでかすぎて、うどんが見えませんね(笑)。
こんなにうまいのに、お値段が安い。いやー、素晴らしいです。
■総評
さてさて、今回6カ所のうどん屋さんに行ってきたわけですが、その総評に移りたいと思います。SATOX如きがランク付けするなんざおこがましいにも程があるわけですが(笑)、自分の中でも今回のうどん旅行を整理する意味もあり、まとめてみるのであります。ちなみに、「こりゃダメだ」というお店はひとつもなく、比べちゃ行けないけど、駅の立ち食いそば屋のうどんとは明らかに違います。もう一度行きたいかと言われれば、どのお店ももう一度行きたいおいしいうどんでした。
1位「がもう」
なんといっても「つゆ」「あげ」「麺」がうまい。つまり全部。三位一体で最強(笑)。これから四国へうどんを食べに行こうという方は、ぜひ「がもううどん」のスケジュールに入れてください。「あげ」を忘れずに。
2位「池上製麺所」
子どもが「うまい!これだけ待っても納得!」と叫んでいた事にSATOXも「納得」。天ぷらによく合うつゆに大好きなカボチャが入っていること嬉しくて上位(笑)。キャラクター性もあるし(笑)。おみやげうどんも買えます。
3位「山田家」
セルフじゃないお店なのに、しっかりおいしく、手を抜いておらず有名店として全く恥じる要素がないところが素晴らしい。キレイなお庭も見る価値があります。うどんすきとか三千円近くするメニューもありますぞ(笑)。
こちらもおみやげでうどんを買えます。
4位「山越」
かまたま!(笑)アツアツのウチに溶いた卵を載せてくれるので、半熟ハイスペックの卵まみれうどんを頂けます。おみやげ屋でうどんや、ソフトクリームを買うことが出来ます。
唯一、うどんがちょっと太めです。
5位「彦江製麺所」
薄い色のいりこのだし汁が特徴でしょうか。きらびやかな透明さを帯びている麺でさっぱりと頂けます。天ぷらのストックがちょっと少ないのがマイナスかな。
本当に分かりづらい場所にあるので、待ち時間は比較的少ないかも。
6位「なかむら」
不均等な麺の太さがマイナス要素。そういうモノなのかもしれないけど、他店のキレイな麺と比べてしまうと美しさ面でやっぱり引けを取ってしまいます。それでもまぁだし汁もうまいし、おいしくいただけました。