PSP、NintendoDSに苦戦、ソニー決算会見
2006年度Q2のソニー・ゲーム事業の売上高が前年同期比29.1%減だったそうな。
これはゲーム業界の不振というよりも、NintendoDSが絶好調であることに原因がありそうです。
会見した大根田伸行・最高財務責任者(CFO)はPSPの売り上げに関して「予想より悪く、国内では(ニンテンドー)DSに苦戦している。だが、時期的にゲームは年末に向かってやるものだから在庫は解消できる」と強気だった。
大根田さんも強気なことを言ってますが、大手の経営陣というのは得てしてそういうモノなんでしょうかね。
2006年度Q2 各出荷数は次の通り。
PSPハード | 202万台 | -3% |
---|---|---|
PS2ハード | 254万台 | -28% |
PSPソフト | 910万本 | +86% |
PS2ソフト | 3,300万本 | -6% |
Q2ではPSPソフトが潤沢に揃い、ソフト出荷本数910万本を達成。それでもNintendoDSの勢いには及ばず、「Newスーパーマリオブラザーズ」だけで400万本以上売れている。
PSPにも、何かPSPならではのゲームが出てこないと、「持ち運べる表現能力の乏しいPS2」で終わってしまうかもしれません。
PSPでPS1のゲームが遊べるサービスが始まりますが、これにどれだけの魅力があるのか。PSPハードの売り上げを牽引するだけの魅力があるのかが気になるところ。個人的にはあまり…。
ソニーは27日、06年4〜6月期連結決算を発表。ゲーム部門は、売上高は1225億円と前年同期比29.1%減で、営業損失は268億円と前年同期の59億円から約4.5倍となり、大幅に赤字が拡大する結果となった。