RD-XS57の映像を外出先から観る その1
東芝製DVD&HDDレコーダRD-XS57(以下RD)には「ネットdeモニター」という機能がありまして、PCからRD-XS57が出力する映像を見ることが出来ます。コーデック、プロトコルはQuickTimeを使用し、ネットワークストリーミング再生を行うといったあんばいです。
例えば、無線LANにつながれたパソコンであれば、家の中の電波の届く場所であればどこからでも録画した番組や今放送している番組を見ることが出来るということです。
ただ、1つ問題があります。
この外出先から自宅RDの映像を見ることが出来るのか……。
PC ----(LAN)---- RD-XS57
答えは×。
同じローカルIPアドレス(サブネット)内でなければ「ネットdeモニター」の機能は使えないようになっています。(ただし、録画予約や録画番組のサムネイル表示などはできます。)
裏を返せば、世界のどこにいても家庭内ローカルエリアネットワークに進入できればRDの映像が見られるということです。他には関東人SATOXが北海道の水曜どうでしょうを観たり(北海道に友達がいれば)できるわけです。(→この先、細かに解説していきますが、結論から言うと接続できました〜)
自宅→ RD-XS57
外出先 /
PC --------(WAN)------ ルータ
インターネット \
PC、LANDISKなど
■固定IPじゃないよ、どうしよう
我が家のインターネット接続はNTTのBフレッツ。このサービス、光回線で上下100Mbpsの速度なんで快適なんですが、困ったことにグローバルIPアドレスがよく変わります。グローバルIPアドレスが変わってしまうと、外出先から自分の家のIPが分からず、アクセスできなくなってしまいます。
これを解決するのがダイナミックDNS。
例えば、ドメイン名"www.google.co.jp"なんていう名前のことをドメイン名(正確にはwww以降の部分)というのですが、これは実際には"66.102.7.99"なんていうIPアドレスに変換されてアクセスしています。(変換してくれるのがDNS=ドメインネームサーバ)
あらかじめ登録しておいたドメインに対し、たびたび変わるIPアドレスを更新して割り当てることにより、常にドメイン名でアクセスすることが出来るようになるわけです。
ダイナミックDNSのサービスには以下の「DynDNS」を使ってみました。メールアドレスを登録するくらいで、簡単に使用することが出来ます。
例えばドメイン名 (自宅のIP)
(WAN)-------→ "www.motimoti.com" ←---- IPを更新
インターネット ダイナミックDNSダイナミックDNSにIPを通知・更新してやれば、常に"www.motimoti.com"でアクセス可。
■Dynamic Network Services, Inc. -- DynDNS --
好きなホスト名と、いくつかのドメイン名から選ぶことができます。例えば、ドメイン名には「dyndns.info」などを80近い数の中から選択することが出来ます。次に、刻々とプロバイダ側で変わってしまう動的IPをどのように通知するか……手動でDynDNSに登録するの?? これが問題なんですが、文章量も多くなってきたので、明日に続きます(笑)。