SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

松下、不具合温風器対応の必殺技

松下の不良温風器について記事を書くのはこれで4回目なんですが、死亡事故の起きる可能性がある温風器15万台のうち、まだ6万台がそのままなんだそうな。
そこで松下のとった秘策。
なんと、全国の6000万世帯(ほぼすべて)に手紙を出すんだそうな。これはすごい。
これまで、松下電器に対して悪い評価ばかりしていましたが、この対応に関しては感服。

■SATOXのシテオク日記:松下 温風器

郵政公社の「配達地域指定冊子小包郵便」というサービスで、ある一定地域すべてに配達を行うことができるんだそうな。最も安い価格形態で1通18円。これだけで10億円以上掛かるという。

石油温風機の欠陥で一酸化炭素(CO)中毒事故が相次いだ問題で、製造・販売した松下電器産業は12日、全国すべての世帯と宿泊施設の計約6000万カ所に危険性を知らせるはがきを郵送することを明らかにした。

実際、人の命が掛かっていて、すでに松下の温風器により数名の方が亡くなってます。これ以上犠牲者を増やさないためにも、この対応は評価すべきだと思います。
ただ、ただね……。もう少し早く実施していれば犠牲者は増えなかったかもしれません。



この事件に対する教訓は、やはり社会的影響の大きい企業や団体は、常に安全性を考慮して最悪の事態にならないことに注力しなければならないということ。車もそうだし、マンションの耐震性も同様。人の命はもとより、高額なので人生も掛かってるわけですもんね。