ソニー、音声コーディックの選択を誤った

頑なに音楽著作権保護にこだわり、ATRACを推し進めてきたソニーですが、「それは戦略的に誤りだった」と認めた。

井原副社長は、この分野に向けて、「ソニーは音楽のコーディックに関して、戦略的な誤りがあったと思っている」と語り、「守るべき技術と、採用すべきオープンな技術をどう選択するかという点で混乱があった。パソコンの世界ではMP3が多くのユーザーが利用しているのにも関わらず、なぜ、ソニーはこれを採用しないのか、というのはユーザーの視点からみれば当然の問題提起だが、これをやっていなかった反省がある。結果として、ビジネスにネガティブなインパクトを与えた。もっとユーザーの目線に立ち、採用すべきオープンな技術と、守るべき独自の技術を見極めることが必要だ」とした。

様々な分野でトップをひた走ってきたソニーですが、近年いろいろな過ちを犯してるような……。